なぜ財務に着目するのか

財務資金調達与信判断

 金融機関などの話を聞くと、頻繁に耳にする財務という言葉。一体どういう意味で使われているのでしょうか。またなぜ財務に着目する必要があるのでしょうか。今回は、財務とはなにかということと、その重要性についてお話していきます。

財務とは何か

 みなさま、こんにちは。こちらでは会社経営に必要な情報を余すところなくお届けしていきたいと思っています。弊社は代表が大手メガバンク出身ということもあり、特に会社の財務内容の改善支援や、金融機関からの借入を最大・最速化させることを主な業務として実施していますので、会社の財務改善方法などの情報を厚めにお届けすることになるかと思います。

 それでは、今回はなぜ財務に注目する必要があるのか、というところをご説明させていただきます。財務と聞いてみなさまは何を思い浮かべるでしょうか。取引のある銀行や信金から、「財務内容を改善してもらえれば、もう少し融資できるのですが」や、「御社の財務内容はピカピカなので、いつでも融資させてください」のような発言を聞いたことがあるかと思います。この発言からわかることはどうやら、財務は金融機関から融資を受けるのに重要なものである、ということです。

 では、財務を一言でいうとなんでしょうか。それは、企業の財務活動の状態のことです。ただそういわれても、ぱっと何のことかわからないと思いますので、もう少し詳しく考えてみましょう。 よく決算書を会社の通信簿というのを聞いたことがあるかと思います。通信簿である決算書には、現金がいくらある、売掛金がいくらある、借入はいくら、といった数字が書いてあります。但し、その数字だけを見ていても、通信簿の成績が良いのか悪いのかは、全然わかりません。そこで、決算書にある一つ一つの数字を分析し、会社のお金に関する状況を可視化することが、企業の財務活動の状態=財務ということになります。

なぜ財務に着目するのか

 では、今回のタイトルである、なぜ財務に着目するのかです。財務が企業の財務活動の状況を表していることは先ほどお伝えしました。これを可視化することが、なぜ意味があるのでしょう。それは、金融機関は企業の財務を分析して企業の良し悪しを判断し、融資の可否や金額を決定しているからです。そのため、財務を分析することは自社を知ることになり、財務を改善することは、金融機関からの融資を引き出すことにつながるのです。また、取引先の財務状況を知ることで、貸し倒れのリスクを軽減することも可能です。そのため、財務を知ることはとても重要なことだといえるのです。

 財務を知ることの重要性はご理解いただけたと思いますので、今後、ここでは具体的に財務を分析するということはどういうことなのか、また改善するというのはどういうことか、ということを詳しく見ていきたいと思います。

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