私たちのM&Aについて
ファンドライズのM&A戦略・方針について
当社ではM&Aによる事業拡大を成長戦略の軸として、M&Aを推進するうえで当社の戦略・方針についてまとめています。
1M&A市場の動向
日本経済を支える中小企業において事業承継ニーズは依然として高い状況にあります。
後継者不在の企業は半数以上(52.1%)存在し、M&Aによる事業譲渡検討理由も事業の継続(72.6%)・従業員雇用維持(66.5%)が主体となっているため、今後も積極的にM&Aを行う方針です。
後継者不在率
(2024) より当社作成
事業譲渡を検討する理由
POINT
- 後継者不在に悩む中小企業経営者が多く、社会課題となっている
- 当社はM&Aを通じ、この課題解決に貢献し、更なる事業成長を追求する
2当社M&Aの社会的価値と経済的価値
当社では、中小企業を中心にM&Aを推進しております。
M&Aは、中小企業が抱える後継者問題を解決する社会的な価値が大きいことと、当社の持続的な成長にも寄与するという経済的な価値も大きいと考えています。当社はM&Aを通じて、社会的価値・経済的価値の両側面から、後継者不在の企業の未来を次世代に繋いでまいります。
3当社M&Aの対象企業・事業
当社は、経営・財務支援のチカラを軸にM&Aを推進しており、業種を限定せず幅広い企業を対象としています。
4当社のM&A方針「ファイブルール」
当社は、M&Aにおける方針を「ファイブルール」として明文化し、今後も未来に挑む企業グループを目指して、M&Aを推進してまいります。
ファイブルール
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後継者不在の企業
原則として、後継者不在に悩む企業を対象にM&Aを実施します。
ファンドや創業者利益の最大化を目的とした株式売却案件等への投資は行いません。 -
理解できる事業領域
当社の強みや知見を活かせる分野を軸にM&Aを実施します。
その他、新規事業として必要であると考えられる事業領域も検討します。 -
グループ企業とのシナジー効果
グループ全体で相互にシナジーを発揮できるM&Aを重視します。
経営資源やノウハウ、人材の相互活用を通じて、事業価値の最大化を図ります。 -
適正価値での事業引継ぎ
適正な評価方法で企業価値を算出し、双方が納得できる条件で事業を引き継ぎます。
短期的な利益追求ではなく、相互の中長期的な成長と安定を重視します。 -
スピードある判断と対応
案件の共有からクロージングまで、一貫してスピード感を持って対応します。
迅速な意思決定と行動により、機会損失を防ぎ、円滑な事業承継を実現します。
5当社M&AにおけるPMI
当社のM&AにおけるPMIでは、対象企業が持つ人財力や企業文化を重要な資産と捉え、尊重することを基本方針としています。十分なコミュニケーションを通じて信頼関係を築き、計数管理やガバナンス体制を確立するとともに、経営の可視化を進めることで、グループ全体として一体感を醸成し、持続的成長に繋げていきます。
経営管理面でのPMI
経営の可視化
- 計数管理(財務会計・予実管理等)
- 経営者の派遣、社外人材招聘
組織体制
- 規定類の制定、内部統制・ガバナンス体制づくり
- 会計システムの共通化
人事面でのPMI
コミュニケーション
- 定期的な経営会議の開催
- 従業員との活発なコミュニケーション
組織体制
- グループ全体の経営目標、ビジョンの浸透
- 積極的にプロパー人材を経営幹部に登用
最も重視していること
経営の可視化・コミュニケーション