事業計画書作成や、マーケティング戦略立案のためのSWOT分析について

財務事業計画会社組織マーケティング

事業計画書作成や、マーケティング戦略を立案するときの分析手法として、必ずと言っていいほど名前の挙がるSWOT分析について解説していきたいと思います。これさえマスターしておけば、最低限問題はないというくらい色々なところで出てきます。

SWOT分析とはなにか

SWOT分析は、

Strength=強み

Weakness=弱み

Opportunity=機会

Threat=脅威

の4つの頭文字をとった分析手法です。それぞれ、自社の強み、弱みという内部を分析するもの、機会、脅威という外部を分析するものを組み合わせて、経営戦略を策定するために使います。

SWOT分析の方法

それでは、早速SWOT分析の具体的な方法を見ていきたいと思います。

SWOT分析の概念図

上記の4つの項目に関して、当てはまることを入れていきます。例えば、トヨタ自動車を例に考えてみましょう。

強み

コストを下げ質の高い車を作ることができること

弱み

デザイン性等で他社に劣ること(外国車や日本車でもマツダなどはデザインに強み)

機会

多くの新興国や新興市場が成長してきており、車を買うことができる層が増えていること

脅威

電気自動車の急速な普及、法制度の変更

簡単ですが、このように分析することができます。トヨタ自動車は、こういった分析を行い、強みである質の高い車を作る技術を活かして、脅威である電気自動車の製造に舵を切りました。

クロスSWOT分析

SWOT分析の発展形として、クロスSWOT分析というものがあります。

クロスSWOT分析の概念図

クロスSWOT分析は、先ほどの4つの項目について、内部環境×外部環境とし、掛け合わせたときにどういった行動をとるのが最適かを判断するものです。上のトヨタ自動車の事例では、強み×機会の組み合わせで、電気自動車へのシフトを判断していると考えられます。

まとめ

SWOT分析は、一番といっていいほどに出てくるフレームワークです。強み、弱み、機会、脅威、だけなので、誰でも簡単にやることはできるのですが、客観性やデータに基づいた分析でなければ、結局意味のない分析になってしまいますので、注意が必要です。

但し、事業計画書やマーケティング戦略を語る上では、必須になってきますので、ぜひ何度か使って試してみて下さい。

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