金融機関対応の重要性

金融機関からの融資を引き出すためには、日ごろから金融機関との関係を良好に保つ必要があります。ここでは、金融機関対応の重要性と、関係を良好に保つコツについて解説していきたいと思います。

なぜ金融機関対応が重要なのか

金融機関対応と聞くと、どういうことを思い浮かべるでしょうか。なにか堅苦しく、面倒なイメージがあるのではないでしょうか。それももちろん一部にはありますが、それ以上に重要なのは、金融機関の担当者と仲良くなっておくということです。金融機関に融資を申しこむ際に、一番最初の窓口となるのが、自社の担当者です。その担当者と関係性が十分にできていないと、融資の実行までに時間がかかったり、面倒だからと、融資の申し込み自体を保留されてしまうこともあります。そして、最も最悪なのが、よくわからない仲が良くない取引先の融資の申し込みなので、社内で担当者が十分な資料を作成できず、融資が通らないというケースです。

そのため、日常的に金融機関の担当者とはやり取りを行い、また、自社の状況を説明していくことが、融資を引き出すうえでは重要になってくるのです。

金融機関対応のコツ

それでは、次に金融機関対応のコツについて述べていきたいと思います。

業績・事業状況を伝える

まずは、自社について一番の理解者となってもらうためにも、業績や事業の説明をする必要があります。金融機関の担当者は担当先が数多くあり、一社一社のことを本当には理解できていないことが多いです。但し、先ほども述べましたが自社を担当しているその人が、金融機関内の一番の窓口となるのです。その人物に、自社の業績や事業状況を確りと伝えておくことが、一番の金融機関対応のコツとなります。

他の金融機関の話をする

次に効果的なのが、他に付き合いのある金融機関の話をすることです。最近、〇〇信金がきて、こんな提案があったんだよねや、3,000万円くらい融資できますといわれたんだよね、といった話をすることによって、他の金融機関が攻めてきているので、自分も頑張らなければならない、というようになるのです。また、他の金融機関も貸したいと思っているのなら、大丈夫だろう、というように安心材料にもなりますので、他の金融機関の話は積極的にすることをお勧めします。

仕事だけでなく、趣味の話もする

最後に、これは当たり前といえば、当たり前ですが、金融機関の担当者も人です。そのため、仕事の話だけでなく、趣味の話であったり、家庭の話であったり、お互いの人となりのわかる話をし、仲良くなれば、融資を受けたいとなったときに、頑張ってくれるものです。そのため、たまには接待などもして、関係性を深めることも、金融機関と付き合っていくうえでは、重要なことになります。

まとめ

今回は、金融機関対応の重要性と対応のコツについて説明しました。但し、日々の業務を行いながら、こういった金融機関対応をするのは、非常に大変だと思います。金融機関対応にお困りのことがあれば、ぜひ弊社にご相談ください。